お墓を建てるなら?霊園や墓所の周辺環境も考えて

2016年2月25日

お墓参りには行っていますか?人によっては忙しくてなかなか行けなかったり、年に数回行くのが習慣になっていたりと様々でしょう。頻繁に故人に会いに行っているケースもあるかもしれませんね。
お墓参りの頻度は、そのお墓がどのような立地にあるのかにもよるのではないでしょうか。そしてお墓は人生を終えた後に入る大切な場所。建てる際にはどのような霊園や墓所にするか迷う事もありそうです。
そこで今回はお墓を建てる時の周囲の環境についてアンケートを取ってみました。

【質問】

お墓を建てる際、交通の便が良い都市近郊がいい?自然豊かな郊外がいい?

【回答数】

都心近郊:56
郊外:44

都市派が優勢!やっぱり便利な場所がいい?

アンケートの結果、都市近郊が多い結果となりました。

  • 墓参りのために遠距離の移動を行うのは手間がかかり、疲れも生じるため。(30代/男性/会社員)
  • 田舎の不便なところにたてると、守る人もいなくなって、最後無縁仏になる率が高そう。現代風のお墓マンションみたいな方がお参りしやすい。(40代/女性/会社員)
  • 家に近い所にあった方が、いつでもお参りに行けるので、いつでも身近にいるような気がして。(20代/女性/自由業・フリーランス)
  • お彼岸お盆、命日関係なく、会いたい時に会いに行けるよう、アクセスは便利な方がいいです。(30代/男性/自由業・フリーランス)

都市近郊を選ぶ理由として、まず利便性が高いという点が多くみられました。そして現在だけではなく、将来自分がお墓に入った後のお墓参りもしやすいようにという意見もあるようです。お墓参りが特別なものではなく、習慣や生活の一部になっているのかもしれませんね。故人との、また自分の遺族とのつながりを大事に感じている事がうかがえます。

やっぱりゆっくり眠りたい?郊外派の意見

アンケートの結果、郊外は都市近郊に次ぐ結果となりました。

  • 子供がいないので、お墓参りをしてくれる人はいないものとして考えると、景色の良い場所の方が良いと思います。(40代/女性/会社員)
  • 土地代が安いと思うからです。また、滅多に行くことがないので、自然溢れるところの方が良いと思います。(40代/男性/自由業・フリーランス)
  • 亡骸は私ではないので、お金を掛けないでそっとしておいて欲しい。田舎で誰も足を踏み入れない場所がいい。(40代/女性/パートアルバイト)
  • 自然が広がったところがいいですね。向こうに行ってもガヤガヤうるさかったらいやなので。(30代/男性/会社員)

郊外を選ぶのは、あまりコストがかからなくて、自然の多い静かな環境を望む場合が多いようです。お墓に入った後は生前の喧騒を離れてゆっくりと眠りたいから都会はちょっと…と考えているのでしょう。また、お墓参りにあまり重きを置いていない考え方もうかがえました。自分の亡き後に遺族に迷惑をかけたくはないと考えての結果かもしれませんね。

都市近郊にも郊外にもそれぞれのメリットが

選んだ人が多かったのは都市近郊ですが、お墓を守り管理するためには近くにあった方が便利で故人を身近に感じられるという事もあり、頷ける結果であるといえます。しかし利便性よりも郊外で自然に囲まれてゆっくり眠りたいという気持ちも理解できるのではないでしょうか。
今の意見はこうでも、後々で考えが変わる事も十分あり得ます。お墓は自分の一代だけで完結する事ではないので、両親やパートナー、我が子と話し合って皆が納得できる形でお墓を建てられるといいですよね。

■調査地域:全国
■調査対象:年齢不問・男女
■調査期間:2017年01月10日~2017年01月24日
■有効回答数:100サンプル

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