「家族葬、一日葬、直葬」喪主に人気の葬儀はコレ!

2017年3月7日

ひとえにお葬式と言っても、現代では宗派や地域によってお葬式も多様化しています。身近な家族だけで見送る家族葬、告別式のみを行う一日葬、お通夜や告別式の無い火葬式(直葬)など、実にバリエーションに富んでいます。故人の希望があればスムーズに進むかもしれませんが、何もかも喪主が決めなければならないとなると場合によっては少し大変かもしれません。
そこで今回は喪主となった時にどの方法を選ぶか、100人の男女に心の内を聞いてきました。

【質問】

あなたが喪主の場合、葬式を行うとしたら?

【回答数】

家族葬(密葬):54
一般葬:26
火葬式(直葬):18
一日葬:2

「ゆっくりお別れの挨拶を」家族だけに与えられた最後の時間

アンケートの結果、「家族葬(密葬)」が1位に選ばれました。

  • 家族も派手な葬式は避けたいと話していたことがあり、うちうちで静かに送り出す式がしたいと思います。(30代/女性/無職)
  • 親族だけでひっそり行ったほうが全体的に楽だし、お金もかからなそうだから(20代/女性/専業主婦)
  • 親の希望が家族葬だからです。私の兄弟も家族葬を望んでいます。(40代/男性/会社員)
  • その方の人脈や地位にもよりますが、基本的には家族葬で行いたいです。(30代/男性/会社員)
  • 家族葬で十分です。火葬からそのまま納骨でも構いません。できれば自然葬がいいです。(40代/女性/自由業・フリーランス)

半数以上の方が家族葬を支持しています。家族だけで行うため、悲しみに暮れる葬儀の席で他人への対応や気遣いに悩まされることもないでしょう。参列者への食事なども用意する必要ないため、余計な費用をカットできるというメリットがあります。故人と家族だけの特別な空間で和やかに故人との思い出を語ったり、静かに送り出してあげたいという方にはもってこいかもしれません。

「普通が一番」多くの方に受け入れられるスタイル

アンケート2位には「一般葬」が選ばれ、続く3位には「火葬式(直葬)」、そして「一日葬」が4位という結果になりました。

  • 自分が喪主になる可能性が高いのは旦那の葬儀ですが 彼は経営者ですので家族葬は許されそうにありません(きっと苦情が出ます)(40代/女性/専業主婦)
  • 家族葬、密葬にできればしたいところですが、どうしてもご近所さんとのお付き合いや先祖代々の家があるのでできません。(30代/男性/無職)
  • 旦那の実家が田舎の本家なので、あまりに奇抜な葬式は絶対にNG。結局、一般葬になると思う。(30代/女性/専業主婦)
  • 一般的で、自分が知っている葬式が火葬式だけだから。火で浄化されるような気もするから(20代/女性/無職)
  • いろいろの方を呼ばないで済むので一日で終わらせた方が良いので(40代/女性/契約派遣社員)

2割強の方が一般葬を考えています。故人の立場や家のしきたりによって斬新なお葬式にはできないという声にも頷けますよね。故人の意思とはいえ、納得できない人々も見受けられます。一般葬なら多くの方が故人との最後の挨拶をできるでしょう。また、1割強の方が火葬式(直葬)を望んでいます。お通夜や告別式がないため経費も最小限に抑えられるでしょう。2名の方は一日葬を希望しています。1日なら忙しい方にも参列しやすいかもしれません。家族が悲しみの中で抱える負担も軽減できる様子が窺えます。

「葬儀にするか、葬式にするか」何より大切にしたい故人への愛

アンケートによると、家族葬が大部分を占める結果となりました。故人と関係の深い家族だけに囲まれて安らかな時間を過ごせるのは、故人にとって最後の家族団らんと言えるかもしれません。他人に気を囚われることなく故人を見送りたい方にはメリットが大きいですよね。3位の火葬式や4位の一日葬はスピーディーさや安価さから少数派とはいえ一定数の人気を集めていました。何事も無難に行いたい方は2位の一般葬を好む傾向があるようです。
いずれにしても、故人への感謝の気持ちを伝え、穏やかに送り出すことが最も重要なポイントです。最後だからこそ、故人や家族に悔いのない葬儀を挙げてあげたいものですよね。

■調査地域:全国
■調査対象:年齢不問・男女
■調査期間:2017年01月10日~2017年01月24日
■有効回答数:100サンプル

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