死んだら自然に還りたい!樹木葬をするならあなたはどっち?
お墓には墓石を立てると決まっているわけではなく、様々な埋葬方法があります。海への散骨は映画のシーンに使われるなどしているので知っている方も多いでしょうが、樹木葬についてはどうでしょうか?樹木葬は従来のように墓石を墓標とするのではなく、樹木や花を墓標の代わりにする埋葬方法です。
今回は、樹木葬をするなら自然に還れるような里山型と管理された公園型、どちらが良いかアンケートをとってみました。
【質問】
樹木葬をするなら、自然と一体になれる里山型と、人の手で管理されている公園型のどちらがいいですか?
【回答数】
●公園型:52
●里山型:48
死んでも忘れて欲しくないんです
アンケートの結果、公園型がわずかに里山型よりも多い結果となりました。
・時々人の手が入ると、美観が保たれると思うので、安心できるからです。あと、里山だとお墓参りが不便だと思うからです。(40代/女性/専業主婦(主夫))
・公園型なら忘れられる事は無いと思うので、公園型を選びたいです。(30代/男性/派遣社員)
・公園型だと、いつもきれいにして貰えそうだからです。花も植えたりして明るいイメージがあります。(40代/女性/専業主婦(主夫))
・まったくなにもされないのは寂しいので、人が管理してくれる公園型を選びました(40代/女性/専業主婦(主夫))
埋葬されてからのことも考えている人が多いということが分かる結果となりました。お墓参りに来る人の不便さを心配している声と共に、死後忘れられたくないという意見や、まったくなにもされないのは寂しいなど死後の自分のことも考えている声があがりました。これらの意見からは、死んだ後も自分ことを気にかけていて欲しいといった気持ちがうかがえます。
死んだ後は安らかにしておいて欲しい
アンケートの結果、公園型に次いで里山型の順となりました。
・死後は自然に溶け込み、草木や動物達と一緒に巡る四季を迎えたいと思います。(-50代/女性/パート・アルバイト)
・死んでから人の世話になる気は無い。良い意味で自然に返してくれるだけで十分(30代/男性/正社員)
・人の手で管理されているような公園のような場所は落ち着かないので嫌です。(30代/女性/正社員)
・そもそも死んだ後の自分の体に興味がないので、残されたい遺族の手を煩わせることのない形にしたい。(50代/女性/専業主婦(主夫))
・あまり人が踏み入れないところの方が、ゆっくり静かに眠ることが出来ると思うから。(30代/男性/正社員)
里山型の方が、人の手の入った公園型よりも自然と一体になれると考えている方が多いようです。注目したいのが、こちらも死後のことを気にかけている意見が目立ったことです。公園では落ち着かないという声や、ゆっくり静かに眠りたいという意見からは、死後の世界を意識していることが感じ取れます。また、遺族の手を煩わせたくないなど、残された人を思う気持ちも見受けられました。死は自分だけのことではなく、残された人へも影響を与えるものだと言えるようです。
死後の世界を意識するのは共通事項
アンケートの結果から、公園型も里山型も死後の世界を意識しているということがうかがえました。死んでしまった後のことは分かりませんが、忘れられたくなかったりゆっくり休ませて欲しかったりと、皆さん色々な意見を持っているのですね。
お墓には亡くなった方への感謝や供養の気持ちが込められています。公園型も里山型も故人の遺志を尊重すれば、どちらも素晴らしい供養となることでしょう。樹木葬を考えている方は、生前にどうやって埋葬して欲しいかを親族の方と話し合っておくのも良いですね。
■調査地域:全国
■調査対象:年齢不問・男女
■調査期間:2017年06月28日~2017年07月12日
■有効回答数:100サンプル