いつかは入ることになるお墓や霊園、今その場所は決まってる!?
自分がまだ元気なうちはあまり自分自身がお墓に入るということは考えることがないかもしれません。一方で現時点では将来入るお墓や霊園は無く、購入しておかなければいけないと考えている人もいるでしょう。さらに長男で家を継いでいれば漠然と将来自分も死ねば先祖代々のお墓に入るのだろうと考えていることもあるはずです。そこで実際に自分が入るお墓が決まっている人と無い人がどのくらいの割合なのかについてアンケートを取って調べてみました。お墓に対しての意識にも様々な考えや違いがあるのでしょうか?
【質問】
現在、自分が入るお墓はありますか?
【回答数】
●ある:53
●ない:47
特に長男なら先祖代々のお墓に入るという人が多い!
アンケートの結果、入るお墓がある、ない、という質問に対して今回あまり差がありませんでしたが、わずかにあるという回答の方が多い結果でした。
- 先祖代々の墓があります。毎年、旧のお盆には必ずお墓参りをしています。(50代/男性/無職)
- 祖父母の代から始まり、自分が入る予定の墓が現存しているため。(20代/男性/会社員)
- 長男なので先祖代々の墓はある。全然墓参りができていないけれど。(40代/男性/会社員)
- 主人が長男の為、主人の祖父が入る予定のところに一緒に入ることになりそうです。(20代/女性/パートアルバイト)
- 家族が数年前に購入したお墓が一つ、今住んでいる地元にあるので。(40代/女性/パートアルバイト)
家族がお墓を購入したため入る予定になっているお墓があるという人も見受けられましたが、入るお墓が決まっているという人の場合、先祖代々受け継がれているお墓が地元にあるというケースが多いようです。特に何代にも渡って地元で代々家を継いできた家の長男や長男に嫁いだという女性の場合は、必然的に自分たちもそこに入ることになると考えている様子が伺えます。
入るお墓が無い!それともお墓はいらない!?
一方で、現在入るお墓が無いという人も半数に迫る数という結果です。
- 親のお墓はありますが家を継いでいないので。嫁ぎ先にはお墓はないようです。立派なお墓はいらないと思ってます。(40代/女性/専業主婦)
- 将来のことがわからず、自分は健康であるので、お墓は考える時期ではないからです。(20代/男性/学生)
- まだ全然考えていません。親のお墓も考えていません。いつ何があるかわからないとは思うのですが。日々忙しくて考えていない状況です。(40代/女性/専業主婦)
- 主人の実家の墓があるのですが、義母が出戻っている人間のため同じ苗字でも私や主人が入ることはできません。うちの主人が立てる立場なのですが、義母も主人も散骨希望の人たちなので私も特に入りたいというふうに今は考えていない状態です。(30代/女性/専業主婦)
- 将来、次世代もいないので、お墓の面倒を見てくれる人もいないので、いらないなと。(20代/女性/自由業・フリーランス)
家を継いでいないという人の場合、代々受け継がれてきたお墓が無いというのは頷けます。また自分たちに子どもが居ないというご夫婦ならば、将来的にお墓の管理のことを考えると不安があるのかもしれません。さらに現時点で特に必要性が無ければ日常生活の中でお墓についてあらためて考えるということもあまりしないのではないでしょうか。
家族の様々な事情を踏まえながらお墓のことも考えてみては!?
今回のアンケートでは現時点で入るお墓があるという人の方がわずかに多い結果でした。実際代々家が続いている家系の長男ならば入るお墓が決まっているというのは頷けますし、墓参りや管理をしながらそのお墓を守り、やがては自分たちもそこに入るというのは自然の流れでしょう。一方現代ではお墓に対する考え方も多様化し、散骨希望など必ずしもお墓を必要としないという人も増えているのかもしれません。また若い人の場合はお墓について差し迫って考えることが無い様子も伺えました。ただその時になって困ることがないように、家族にとってお墓をどうすべきか話し合いをしながら考えてみるのもいいのではないでしょうか。
■調査地域:全国
■調査対象:年齢不問・男女
■調査期間:2017年01月10日~2017年01月24日
■有効回答数:100サンプル