「樹木葬or永代供養墓」お墓を決めるならどっち?

2017年3月6日

お盆や師走にはお参りに訪れる人で賑やかになるお墓ですが、そのお墓や葬送のスタイルも現代では様々な物があるようです。一般的には、墓石を据えた家族代々のお墓を思い浮かべる方が多いでしょうが、中には他人と合同で入る永代供養墓もあります。また、墓石を置かずに自然と一体化するような樹木葬を好む方も増えてきています。
今回は、永代供養墓と樹木葬について100人の男女の皆さんから意見を聞いてきました。

【質問】

樹木葬と永代供養墓、どちらの葬送に関心が高いですか?

【回答数】

樹木葬:50
永代供養墓:50

「癒しと温かみのあるお墓」自然と一体化できる喜び

アンケートの結果、「樹木葬」が1位にランクインしました。

  • 樹木装を選んだ理由は、自分の亡骸は自分のものではないので何か別の形に役に立つのならそれがいいかと(40代/女性/パートアルバイト)
  • 樹木葬の方が、より自然で良いかなと思っています。私がどこにいるかもわからなくて良いと思っています。(40代/女性/会社員)
  • 自然豊かなところが好きなので、樹木葬には関心を持っています。(40代/男性/自由業・フリーランス)
  • 環境にも優しそうだし、墓石をたてるよりも安く済むと聞くので、樹木葬でいいと思う。(40代/女性/会社員)
  • 願わくば樹木葬にしたいところだ 既に継ぐべき墓があるので無理だが 息子には墓仕舞いの勧めをしておきたい(40代/女性/専業主婦)

50人の方が樹木葬を希望しています。環境面と経済面において大きな魅力があるようです。自分の身体が地球の一部となり、新しい命の礎になれるなんて素晴らしいですよね。墓石が要らないので費用を抑えられるだけでなく、瑞々しくも頼もしい樹木が植えられることで自然界に貢献できるといったメリットもあります。緑を愛するナチュラリストにはもってこいかもしれませんね。

「伝統を守り抜くお墓」お坊さんの念仏に守られて

アンケートの結果、同数票で「永代供養葬」も1位に輝きました。

  • やはり、永代供養墓の方が、これからもずっと永く供養をできると思うから。(30代/女性/会社員)
  • 家族代々守ってきたお墓があるので、その伝統を今後も受け継いでいきたいと思っているので、何と言っても、永代供養をしたい。(40代/女性/その他専門職)
  • お寺さんであれば、供養をする人がいなくなることもなく安心だと思うので。(20代/女性/学生)
  • 永代供養だと、残された家族の手間を煩わせる事が少ないと思うから(20代/男性/会社員)
  • 一応お墓に入りたいので、お墓が良いですね。ただ迷惑をかけるのが嫌なので永代供養が良いです。(30代/女性/会社員)

50人の方が永代供養葬に興味津々です。これまでのお墓の概念を崩さないようにお寺で供養し続けてもらえれば、本人もご先祖様も安心ですよね。子孫にお墓のことで迷惑をかけたくない方や、子どもがいない方、お墓が遠方だったり身体的な理由でお墓参りのできない方にも心強い葬送のスタイルです。お墓の形を長く保て、誰が何処に眠っているかも分かりやすいので、お参りする人にも分かりやすいことが窺えます。

「霊園もお寺も大人気」それぞれのメリットとは

アンケートでは、樹木葬も永代供養葬も同等の人気を示していました。樹木葬では霊園や墓地が管理をしてくれ、永代供養葬の場合はお寺が供養と管理をしてくれるため、後々のお参りのことで頭を抱える必要はありません。自然の一部として生き続けたい方は樹木葬を好む可能性が高いでしょうし、人間界の風習を重んじている方はお坊さんにお願いするのがもってこいかもしれません。
どちらにしても残された人々にとって負担の少ない葬送であることが人気の秘訣と言えるでしょう。

■調査地域:全国
■調査対象:年齢不問・男女
■調査期間:2017年01月10日~2017年01月24日
■有効回答数:100サンプル

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