突然あなたが喪主に!今から心構えや準備はできていますか?

2017年8月3日

人生の上でどうしても避けて通れないのが人の死。それに伴い、既に葬儀への参列を経験した方も多いはずです。さらに近親者が亡くなったことで、自らが喪主として葬儀を取り仕切る立場になり、様々な体験をした方もいるかもしれません。特に喪主になった経験がない人の場合には、それなりの苦労もあったはず。そこで喪主として葬儀をした際に、一番大変だったエピソードについてアンケートを取ってみました。

喪主になると一番大変なのは意外にも「挨拶」!?

アンケートの結果で最も多く目についたのは挨拶関連、次に葬儀の準備や段取り、そして金銭関係でした。

・喪主としての挨拶をする際に、スピーチの文を考えるのが大変だった。(40代/男性/正社員)
・誰が来ても差し支えない挨拶を考えるのが大変です。また、精神的にもきつい中やることが多いです。(30代/女性/正社員)
・喪主の挨拶を考えるのが大変でした。ショックで考える力があまりなかったからです。(40代/男性/無職)
・葬式の準備や段取り親戚の意見をまとめたり日程や葬儀屋への連絡(20代/女性/正社員)
・喪主として葬儀を行なうとき、一番大変だったのはいろいろな手配です。(30代/男性/正社員)
・葬儀社との価格交渉。なにしろ急なことの上に、相場も知らないので。(40代/男性/正社員)
・葬儀の価格決め。ランクがあるので、関係者との詰めの話し合いが難航しました。(40代/女性/専業主婦(主夫))
・お金の管理をすること。お金の用意をするのも使い分けをするのも大変だった。(20代/女性/無職)

通常、人生において喪主になる経験というのは、そう多くはないはずです。そのためほとんどの方が初体験であったり、突然経験することになります。アンケートの回答で「挨拶」をめぐって苦労したエピソードが多いのも、未経験で喪主になった人が多いことの現れでしょう。特に近親者の急逝などの場合には、余裕をもって準備をする時間もなく、また若い方では葬儀経験でさえ浅いので、挨拶だけでも大きな負担になります。このような事情と関連して、葬儀の準備や段取りに苦労したエピソードが多いのも、納得の結果と言えます。また金銭をめぐるエピソードが目立ったのも、費用がかかる葬儀ならではの傾向です。全体的には喪主としての経験値の低さのせいで、準備や段取りをはじめ、業者との交渉や接客などを、スムーズに行うことの難しさが見て取れました。

喪主になって慌てないためにも、日ごろから知識や情報の収集を!

親しい身内が亡くなるのは本当に辛いことですが、喪主になるとそんな感情に浸っている余裕はありません。葬儀業者との交渉や準備をはじめ、葬儀当日の挨拶や会食の手配、葬儀後の香典返しや法事など、やるべきことが沢山あるからです。ましてや未経験の人が、突発的に喪主にならざるを得ないのであればなおさらです。アンケート結果でも多くの方が語っていることからも、その苦労は容易に想像できます。あらかじめ葬儀の準備をしておくことは慣習的に縁起がよくないと言われますが、不測の事態に備えて、日ごろから葬儀についての知識や情報の収集くらいはしておきたいものです。

■調査地域:全国
■調査対象:年齢不問・男女
■調査期間:2017年06月28日~2017年07月12日
■有効回答数:100サンプル

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